キッチンと食堂の関係

生活習慣と密接に関わる場所であるキッチンですが、まずキッチンをレイアウトする前に自分にとってキッチンとはどんな場所であるかについて考えてみましょう。一般的な例えを挙げると、日本と欧米のキッチンの考え方・捉え方は違うと言われています。これは日本と欧米の生活習慣の歴史の差異から生まれた認識の違いでしょう。このページでは日本と欧米のキッチン事情を比較しながら、日本のキッチンに対する考え方についてご紹介します。

欧米の食堂文化:緊張

欧米において食事をする場所「食堂」は、単に食事を摂る場所としての認識はなく、マナーを学び知る場所としての役割を持っていることが知られています。「マナーを学び知る」という言葉からも判断できるように、欧米においては食堂は多少緊張感がある空間となっていたようです。 子供は一人前と見なされるまで正式な食堂での食事に参加できないという有名な話もありますが、海外の映画やドラマなどのワンシーンでよく目にする、背の高いクラシックな雰囲気で直線的な形状をしている椅子とそのビジュアルに合わせたような大き目のテーブルがありますが、このようなシチュエーションで食事を摂ることはやはり緊張してしまいます。食事の終わりと同時に緊張の空間から開放されることになり、食事後に居間に移動して家族と 団らんする、というのが欧米での一般的な流れであり生活習慣となっています。このような生活習慣から、居間と食堂は暮らしに欠かせない大事な部屋となっているのです。また、近年ではキッチンにファミリールームを取り込むことでコミュニケーションの場として活用できるように工夫しているところも多くなってきています。

日本の食堂文化:リラックス

上記では欧米の食堂文化について少し触れましたが、これに対して日本の食堂文化はどうなっているかと言うと、まずイメージできるのは座敷に置かれたちゃぶ台での食事風景。日本では古くから茶の間でちゃぶ台を囲みながら食事を摂ってきました。この状況は食事における多少のマナーを学習できるますが、どちらかと言うと家族団らんのスペースとしての意味合いの方が強く、緊張よりも緩和の空間となっています。日本住宅における居間は、実際にその言葉通りの「居間」として使われる機会は少なく、食堂がそのまま居間的な機能をも持ち合わせています。これだと居間ではなく「応接室」と言ったほうが分かりやすいでしょうか。このため、最近の建築では食堂や居間に居間的・食堂的な機能を持たせ、これに加えて広い面積のLDKが主流となっているようです。

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2017/11/15 更新